
大切な人が突然倒れてしまったら・・・
事故の現場に居合わせてしまったとき・・・
AED(自動体外式除細動器)は、突然心停止状態に陥った時、心臓に電気ショックを与えて、正常な状態に戻す、誰にでも簡単に取り扱える医療機器です。
厚生労働省は、AEDを医療に携わらない一般の人が使用しても、医師法違反に当たらないと認めています。
※「もっと知ってねAED」(財団法人 日本救急医療財団/AED普及・啓発検討委員会)
「改訂4版・救急蘇生法の指針2010」(日本救急医療財団心肺蘇生法委員会監修)より引用
「大丈夫ですか?」や「もしもし」などと問いかけながら傷病者の肩を軽く叩きます。
傷病者に意識がなく反応もない場合、「誰かきて!」と大声で人を集め、「あなたは119番に連絡してください」、別の人には「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に指示してください。
傷病者の胸と腹部の動き(呼吸をする
たび上がったり下がったりする)をみて、
呼吸確認をします。胸と腹部が動いてい
なければ、呼吸が止まっていると判断し
ます。
呼吸確認で心肺停止と判断したら、ただち
に胸骨圧迫を開始します。胸の真ん中(左
右の真ん中で、かつ、上下の真ん中)を目安に、胸が少なくとも5cm沈む強さで圧迫します。また、1分間に少なくとも100回のテンポで可能な限り中断せずに、絶え間なく行います。
胸骨圧迫を30回続けたら、気道確保を
して、人工呼吸を2回行います。息は傷
病者の胸が上がるのが見てわかる程度
の量を約1秒間かけて吹き込みます。
AEDが到着したら電源を入れ音声メッセージに従います。
※救助者が一人だけの場合、AEDを使用するには心肺蘇生を中断せざるを得ません。
電極パッドを取り出し、傷病者の胸に貼り付けます。
※救助者が二人以上いる場合は、電極パッドを貼る間も心肺蘇生を続けます。
電極パッドは胸の右上(鎖骨下)と左下側(乳頭の外側下方)に貼付するのが標準的です。電極パッドは傷病者の肌にしっかり密着させます。電極パッドと肌の間に空気が入っていると電気がうまく伝わりません。
また、体毛の濃い傷病者に対してはAEDの効果が半減するばかりではなく、火傷の原因にもなります。本来貼り付ける位置に近い場所で胸毛の少ない場所があればそこへ貼り付けます。予備の電極パッドがあれば、予備の電極パッドで素早く胸毛ごと剥がしてから、新しい電極パッドを貼り直します。カミソリがある場合は、胸毛を剃ってから電極パッドを貼り付けます。
金属製のアクセサリーは火傷を起こす危険性があります。外せるものは外しましょう。外すのに手間取る場合は、電極パッドからアクセサリーをできるだけ遠ざけます。
貼り薬(ニトログリセリン、鎮痛剤など)や湿布薬が電極パッドを貼り付ける位置に貼られている場合はまずこれを剥がし、残っている薬剤をふき取ってから電極パッドを貼り付けます。
皮膚の下に心臓ペースメーカーや除細動器が埋め込まれている場合は、胸に硬いこぶのような出っ張りが見えます。電極パッド貼り付け位置にこの出っ張りがある場合、電極パッドを出っ張りから少なくとも2〜3cm離して貼り付けてください。
電極パッドを正しく貼り付けると、機械が傷病者から離れるよう指示します。電気ショックを与える必要があるかどうかを判断するために、機械が自動的に心電図の解析を始めます。他の人が傷病者に触れていると正しい解析ができません。
心電図の解析が終わり電気ショックが必要と判断されれば、通電ボタンを押すように機械から指示が出ます。その指示に従って通電ボタンを押してください。この際も必ず他の人は傷病者から離れてください。直接傷病者に触れていると感電する危険があります。
電気ショックの後は、すぐに心肺蘇生を再開します。再開して2分経過したら、機械が傷病者から離れるよう指示を出し、再度心電図の解析を始めます。以後、機械のメッセージに従ってください。
到着した救急隊に引き継ぐまでは、電極パッドを剥がさずAEDの電源も入れたままにしておきます。状況や実施した応急手当、AEDによる除細動を加えた回数などを伝えます。意識が戻ってもAEDの電源や電極パッドは剥がさず救急隊が到着するまで、そのままにしておいて下さい。

突然の心停止は、心臓に疾患のある人や心臓が弱っている人だけが起こすものではありません。
普段は心臓に異常が認められない人でも、次のような時に、心停止を起こす危険性があります。
