オートショックAEDとは、一般的なAEDとの違いについて

オートショックAEDとは

オートショックAEDとは、電気ショックが必要と判断した場合に、従来のAEDのようにショックボタンを押さずとも、自動で電気ショックを実施するAEDです。

そのため、オートショックAEDにはショックをする事を知らせるアイコンのみで、ショックボタンはありません。

国内では日本ストライカーが令和3年7月14日に製造販売承認を取得し、厚生労働省からは令和3年7月30日に、『ショックボタンを有さない自動体外式除細動器(オートショックAED)使用時の注意点に関する情報提供等の徹底について』という案内が、消防や日本赤十字社など講習指導機関にも出されています。

海外ではすでに普及が進んでいるオートショックAED

日本ではオートショックAEDがこれから普及する段階のため、まだ実際のオートショックAEDを見たことがある人は少ないですが、海外ではオートショックAEDが2014年から発売されており、現在アメリカやヨーロッパなど世界70ヶ国以上ですでに販売されています。

国内のAEDの半数以上がオートショックAEDとなっている国もあり、今はまだ聞きなれないオートショックAEDですが、実は世界標準とも言えるAEDなのです。

日本では2022年3月時点で、オートショックAEDを製造販売しているメーカーは2社あります。

オートショックAEDと一般的なAEDの違いと使い方

基本的な使用方法は一般的なAEDと変わりません。

①電源を入れる⇒②電極パッドを取り出す⇒③電極パッドを素肌に貼り付ける

以上は、オートショックAEDを使用する場合も同じです。

電極パッドを貼りつけた後は、AEDは自動的に心電図の解析を行います。

心電図解析の結果、電気ショックが必要な場合には、オートショックAEDと従来のAEDで使い方が異なります。

上記のように、オートショックAEDは従来のAEDと違い、3,2,1とカウントダウンの音声ガイダンスが流れ、電気ショックボタンを押さずとも自動で電気ショックが与えられます。

間違えてショックアイコンを押したり、オートショックAEDロゴマークを押したりしないよう注意してください。

オートショックAEDロゴマーク

オートショックAEDには、「オートショックAED」を示すロゴマークのシールが貼付けされています。

このオートショックAEDロゴマークのシールは、業界統一のゴロとなっています。

ロゴを表示することで、救助者などがオートショックAEDであることを認識できることを目的としています。

オートショックAEDのメリットとは

救命の現場に遭遇する事は非日常の体験であり、訓練を受けた人でも冷静に対応する事は困難です。

実際に一般の救助者がAEDを使用する場合、AEDがガイダンス等で電気ショックボタンを押すように指示しても、電気ショックボタンを押すことをためらってしまい電気ショックが適切に実施されない事があります。

ある調査では、従来のAEDを使用した際に、「電気ショックが実行される前にAEDを取り外してしまった」、「電気ショックボタンでなく、電源オフボタンを押してしまった」、といった人的な操作ミスがあった事が確認されています。

オートショックAEDはそのような操作ミスや傷病者への処置が遅れるリスクの低減が期待できます。

また、救命の現場に遭遇した人には、後から「自分は正しく動けたのか」などの不安や自責の念によって、抑うつ気分や無力感、身体的不調(食欲不振、睡眠障害)などが現れる事があります。※

オートショックAEDは電極パッドを貼り付けるだけで後は機械が判断してショックを実行するため、そのようなストレスの要因でもあるショックボタンを押す操作も必要ありません。

※救急蘇生法の指針2020参考

オートショックAEDを使用する際の4つの重要ポイント

 

①「オートショックAED」である事を確認

AEDを持って来る際には、AEDに貼り付けてあるオートショックAEDロゴマークのシールの有無を確認し、このAEDがオートショックAEDである事を確認します。

「オートショックAED」であることを使用者に明確に伝える

AEDを使用者に渡す際には持ってきたAEDがオートショックAEDであるか、従来のAED(セミートAED)であるかを明確に伝えます。

受け渡し時、何も言わずに渡した場合、従来のAEDと誤認する事で後の誤操作につながってしまいます。

音声ガイダンスと本体パネルの光の点滅を確認し、指示に従う

AED使用時にはしっかりと音声ガイダンスと本体パネルの光の点滅をよく確認し、指示に従って下さい。

間違えてショックアイコンを押したり、オートショックAEDロゴマークを押したりしないよう注意してください。

カウントダウンとショックアイコンの点滅を逃さず、患者から離れる

アナウンスを聞き逃してしまうと、電気ショック時に患者に触れてしまう事による感電や事故のリスクがあります。

音声ガイダンスが聞こえにくい場所での使用の際は、AED本体パネルの光のガイドをよく見て使用するようにしましょう。

電気ショック時はショックアイコンが事前に点滅するため、ショックアイコンが点滅している間は患者に触れない事を意識して下さい。

動作検知システム

日本ストライカーのオートショックAED『サマリタンPAD360P』は、動作検知アルゴリズムが搭載されており、心電図解析中に胸骨圧迫等、体の動きが検出されると、

『体の動きが検出されました。患者に触れないで下さい』

というガイダンスが流れるため、ショックを与える前に、使用者が患者に触れている可能性を減らす事が可能です。

サマリタンPAD360Pに8年間保証・メンテナンスが付いた、ヤガミの8年保証安心パックは月額3,780円(税込4,158円)と、非常に低コストで、最新のオートショックAEDを導入する事が可能です。

メンテナンス・保証の詳細など、詳しくはこちらのページも是非ご覧ください。

 

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