心臓突然死は、いつでも誰にでも起こる可能性があります。日本では毎日多くの人が心臓突然死で命を失っており、その数は年間約7.9万人。さらにその半数以上が自宅で発生しています。
突然心停止の主な原因である、重篤な不整脈の「心室細動」の唯一の治療方法はAEDを含む、除細動器で電気ショックを与えることです。
電気ショックが1分遅れるごとに救命率は約10%低下します。現在119番通報をしてから救急車が到着するまでの時間は平均8.9分です(※1)。救急車の到着をただ待っているだけでは命を救うことはできません。
そのため、自宅や家庭用としてAEDを購入される方は徐々に増えております。
本コラムでは、自宅や家庭用におすすめのAEDの紹介、またそのAED特徴や価格についても説明いたします。
サマリタン350P
低価格かつ、ロングライフだからAEDを低コストでご利用頂けます。
8年保証安心パックであれば消耗品も0円。
AED販売台数40,000台以上の確かな実績のヤガミであれば納入後も安心で充実のサポート。
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当サイトの運営者:株式会社ヤガミ
株式会社ヤガミは、創業75年以上、AED販売年数18年以上と確かな実績を積み重ねてきました。AEDの累計販売台数は50,000台以上に昇り、国産で唯一のBLS(一次救命処置)訓練人形ブランド『JAMYシリーズ』のメーカーでもあります。証券取引所上場企業(証券コード:74880)。
この記事の目次
自宅や家庭用におすすめのAEDはサマリタンPAD350P
現在AEDは7社のメーカーがあり、各メーカーの機種や、販売会社のラインナップで見ると、選択肢は20種類以上になります。
AEDは安価な物ではないため、万が一に備えて自宅や家庭用として個人で購入する場合にはできる限りコストは抑えてAEDを入れたい、
けれどもただ安いだけではなくて、実績や品質も確かな物を選びたいといった方は多いでしょう。
そのような方には、日本ストライカー社のサマリタンPAD350Pがおすすめです。
サマリタンPAD350Pの特徴
約1kgのコンパクトボティ
ビジネスバックに入るくらいのサイズで、重量はバッテリを含め1.1kg。
AEDは日ごろから使うものではないため、置き場所に困るといった心配もありますが、サマリタンPAD350PであればAEDの置き場所に困ることもありません。
音声と光で操作をサポート
次に何をすべきか、音声だけでなく光でも案内をするので、耳の不自由な方にも配慮した設計になっています。『耳マーク』を取得した製品であるため、誰でもわかりやすく使えるAEDとなっています。
安価な導入コスト
シリーズラインナップの中でも、一番スタンダードなモデルとなるサマリタンPAD350Pは、安価な価格でありながら、AEDに必要な機能を十分に備えております。
なるべくAEDのコストを抑えたい自宅用や、1台でも多くのAEDを導入したい方には最適です。
負担の少ないメンテナンス
AEDは電極パッドとバッテリに有効期限があり、期限が切れる前には交換が必要になります。サマリタンPAD350Pは電極パッドとバッテリが一体型のカートリッジタイプになっており、ワンタッチで交換が可能です。
電極パッドとバッテリを別々に管理する必要がなく、管理負担が少ない点も個人で購入する場合には重要なポイントです。
業界で最も長い8年間の長期保証
製造メーカーの本体保証が業界でもっとも長い8年間ついています。購入後に万が一不具合が発生した場合でも安心です。
サマリタンPAD350Pの価格
AEDは導入後にも定期交換消耗品が必要になるため、購入金額だけでなく、購入した後の使用期間中にコストがいくらかかるのかという視点で価格を見る必要があります。
ヤガミの8年保証安心パックは、8年間メンテナンス付きのAEDとなっており、購入後の費用以外、その後の追加の維持費用はかかりません。
サマリタンPAD350P8年保証安心パックの価格は、279,000円(税別)です。
また、個人事業などをされている方であれば、レンタル・リース(月額)での導入も可能です(レンタル・リースご利用の場合には審査が必要です)。
サマリタンPAD350P8年保証安心パック(8年間契約)の月額は、3,480円(税別)となっています。
サマリタンPAD350Pの仕様
- 機種名 サマリタンPAD350P
- 機器料金 8年保証安心パック(8年間契約) 月額3,480円(税別)
- 操作ガイダンス 音声+心臓マッサージのリズム音
- ボタン 2ボタン(電源ON/OFF、電気ショックボタン)
- 出力波形 二相性
- 出力エネルギー 小学生~大人用:150J⇒510J⇒200J/未就学児用:50J⇒50J⇒50J
- メモリ 内部メモリに記録(90分のECGとイベント)
- サイズ 本体:約20(縦)×18.4(横)×4.8(厚み)cm
- 重量 1.1Kg(バッテリー含む)
- バッテリ・電極パッド交換サイクル パッドパック(一体型)交換期限約4年、及び使用時に交換
- 除細動回数 60回以上(200J時)
- 医療機器承認番号:22800BZI00030000
- 耐用期間 8年
- 保証期間 8年
- 医療機器分類 高度管理医療機器、特定保守管理医療機器
- 製造国 北アイルランド
点検管理リスト
AEDはユーザーによる日常点検が必要です。具体的には、AEDの状態を示すインジケーター(ランプ)の点滅を日常的に確認していただく必要があります。
AEDの点検管理に便利な点検管理シートはこちらからダウンロードが可能です
日々の管理のためにぜひご活用ください。
また、日常点検にて電源ボタンを押す必要はありません。インジケーターが緑に点滅している限り機器は使用可能な状態です。バッテリーが消耗してしまうため、日常点検では電源ボタンを入れることがないようにご注意ください。
消耗品(電極パッド・バッテリ)の交換方法

電極パッド、バッテリは有効期限があり、定期的な交換が必要になります。
サマリタンPADシリーズの電極パッド・バッテリは一体型のカートリッジタイプ(パッドパック)になっています。
パッドパックの両端にあるツメを押さえながら手前に引くことで、AEDに装着されているパッドパックは簡単に取り外しが可能です。取り外した後は、新しいパッドパックを本体にカッと音がするまで押し込むだけで交換作業は完了です。
AED(自動体外式除細動器)の設置についてよくある質問
AEDの設置を検討する際に出てくる様々な疑問・質問について、過去にあったお問い合わせ内容をもとにまとめました。
AEDを設置する場合に救命講習などを受ける必要はありますか?
AEDを設置するために費用となる講習や資格などはありません。AEDは誰でも設置をする事が可能です。
AEDは流れてくる音声ガイダンスに従って使用をしていただければ、事前に使い方を学んでいない方でも誰でも使える仕様になっています。
AEDについての基本的な事につきましては、AEDとは?正式名称・使い方・BLS(一次救命処置)の手順を解説の記事にて詳しく解説していますので合わせてご確認ください。
AEDはどこで販売をしていますか?本体のみ購入をすれば良いでしょうか?
AEDはAEDを取扱う販売代理店やオンラインでも販売をしております。AEDをどこから購入すれば良いのか?購入する先でどのような違いがあるのか?といった疑問につきましては、AED購入の5つのポイント(レンタル・リースとの違いとは)の記事に詳しくまとめていますので合わせてご確認ください。
また、AEDは機種により、レスキューセットやキャリングケースなどの一般的な付属品が標準付属になっている物だけでなく、別売になっている物もあり、パターンは様々です。
8年保証安心パックであれば、初めに必要となるレスキューセットやキャリングケースが標準で付属されているだけでなく、その後必要になる交換消耗品がすべて含まれているためおすすめです。
日常点検などその他の質問
その他のよくある質問については、Q&Aの形式でまとめましたのでご確認ください。
①赤いランプがついています。
セルフチェックエラーのお知らせになります。一度電源を入れて、その後緑ランプの点滅に戻れば問題はありません。
万が一それでも赤色の点滅が続く場合には、ヤガミまでご連絡をお願いいたします。
②誤って電源ボタンを押してしまった。/緑のタブを引いてしまった。
誤って電源ボタンを押してしまった場合は、再度電源ボタンを押すことで電源をOFFにすることができます(音声ガイダンスが止まります)。
緑のタブを引いて、中にある電極パッドの袋まで開封してしまった場合は、パッドの粘着ゲルが乾燥し、正確な除細動を行えない可能性がありますので、お使いいただくことができません。早急にパッドパックの交換が必要です。
③AED(サマリタンPADシリーズ)設置時の温度環境条件は?
動作温度・保管温度は0~50℃です。短期間保管温湿度環境 (最大 2 日まで)は温度 -10 ~ 50 ℃(零下で保管された場合、使用前に最低 24 時間 0 ~50 ℃の温度で保管すること)となっています。
④バッテリの廃棄方法は?
サマリタンPAD350Pのバッテリ(パッドパック)は二酸化マンガンリチウム電池のため、乾電池と同じ扱いで廃棄が可能です(各自治体の処分方法に従ってください)。
⑤飛行での移動(機内への持ち込みについて)
旅客航空機にて移動される際に、AEDを手荷物として機内に持込みされる場合やお預けされる場合には、装置などに搭載されたリチウム電池は、危険物として航空法にて制限を受けます。
サマリタンPAD350P付属パッドパックのリチウム含有量は3.48gです。航空機をご利用の際は、事前に各航空会社へお問合せいただきご確認の上ご利用下さい。
家庭用に購入したAED補助金
神奈川県の大和市では、家庭用AED購入費助成事業があります。 AEDとその他付属品1組の購入費に対して、費用の3分の1を助成する補助金事業があります(上限5万円)。
補助金・助成金については、各地方自治体により制度の有無や、助成を受けるために必要な要件もことなりますので、詳しくは各地方自治体の担当窓口課へお問合せください。
また、AEDの補助金についての詳細はAED購入の補助金・助成金 | 申請先や金額、条件などを解説の記事でも詳しく解説していますのでご確認ください。
国内のAEDメーカー全7社のAED(標準モデル)9点について、価格や耐用期間などの基本情報から、防滴・防塵、動作環境温度など詳細な仕様までを網羅する形で掲載したお役立ち資料を下のフォームより無料でダウンロードいただけます。
自社に最適なAEDを選ぶ際の参考資料としてご活用ください。