国内のAEDメーカーの中で高いシェアを誇る日本光電(日本光電工業株式会社)。日本光電が製造する様々なAEDラインナップの中から、AED-3100について詳しく解説いたします。
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株式会社ヤガミは、創業75年以上、AED販売年数20年以上と確かな実績を積み重ねてきました。AEDの累計販売台数は50,000台以上に昇り、国産で唯一のBLS(一次救命処置)訓練人形ブランド『JAMYシリーズ』のメーカーでもあります。証券取引所上場企業(証券コード:74880)。
この記事の目次
日本光電について
唯一のAED国内メーカー
日本光電は医療機器を幅広く販売するメーカーです。AEDだけでなく、脳波計やポリグラフ、生体情報モニターなどでも高いシェアをもつ企業です。
国内で販売されているAEDの多くは海外の工場で製造されている物であるなか、日本光電のAEDは国内の工場で製造された、唯一の国産AEDとなっています。
AED3100
- 販売名 自動体外式除細動器 AED-3100
- 医療機器承認番号 22700BZX00187000
- クラス分類 高度管理医療機器、特定保守管理医療機器
2023年7月現在、日本光電では6種類のAEDを販売しておりますが、その中でも一番スタンダードなモデルとなる、AED-3100について詳しくご紹介いたします。
AED-3100の価格
AED-3100の本体価格は、418,000円(税抜)です。なおこの本体価格の中には電極バッドやバッテリは含まれておりません。実際に使用できる状態にするためには、本体と合わせて電極パッドとバッテリの購入が必要になります。
AEDはメーカーによって、標準付属品や必要な消耗品などが様々です。株式会社ヤガミの『AED-3100 8年保証安心パック』は、AEDに必要なすべての費用を含んだ8年間メンテンス付きのため、導入後の追加費用は一切かかりません。
価格は月額5,480円(税込6,028円)と、人気の国産AEDを低コストでご利用いただけます。
AED-3100の消耗品(電極パッドとバッテリ)
AEDの電極バッドは有効期限が約2年間、バッテリは約4年間となっています。電極パッド(使い捨てパッド P-740)の価格は11,000円(税別)、バッテリ(バッテリパック SB-310V)は40,000円(税別)です。
使い捨てパッド P-740は、小学生~大人(成人)、未就学児(小児)両方に対応可能です。
バッテリの充電方法は?電気ショックは何回できるのか?
バッテリは充電をして使用するタイプではなく、使い捨てのリチウムバッテリです。新品の状態で20℃の環境下においては、160回相当の除細動(電気ショック)、または約6時間の動作が可能となっています。
AED-3100の耐用年数
AED-3100の耐用年数は8年、メーカー保証期間は5年となっています。
AED-3100の使い方や特徴
AED-3100の使い方についてご説明します。
- フタを開けると自動で電源がONになります。
- 電極パッドを胸にしっかりと貼り付けます
- ボタンを押して電気ショック
使用方法については、この3ステップです。電極バッドの装着方法や、除細動の適否、電気ショックを行ったあとの心肺蘇生など、AEDの音声ガイドによって指示をしてくれます。
また、AEDの電源をONにすると、100回/分のリズム音が流れ始めるため、AEDを装着するまでの間の胸骨圧迫(心臓マッサージ)をサポートしてくれます。
未就学児/小学生~大人モード切換スイッチ機能を搭載
未就学児に対してAEDを使用する場合は、未就学児モード、または未就学児用の電極パッドを用いる事が推奨されています。AED-3100には、未就学児/小学生~大人用モード切換スイッチが搭載されているため、AEDを使用する対象者の年齢に合わせてスイッチを切り換えて使用してください。
未就学児に対して小学生~大人用モードでAEDを使用した場合の問題はありませんが、小学生~大人に対して未就学児モードでAEDを使用した場合には、電気ショックのエネルギーが足りず、本来のAEDよる電気ショックの効果が期待できません。小学生~大人に対しては、未就学児モードでAEDを使用をする事がないように、くれぐれもご注意ください。
AEDリモート監視システム(AEDリンケージ) ARM-1000
日本光電のAEDには、AEDリモート監視システム(AEDリンケージ)があり、WEB上でAEDの本体の状態、電極パッドの使用期限、バッテリの残量、設置環境温度などを確認する事ができます。また、AEDにトラブルがあった場合、電極パッドやバッテリの使用期限を迎える前には、メールでの通知機能もあります。
AEDはユーザーによる日常点検が必要になりますが、注意点として、このAEDリモート監視システムはあくまで日常点検をサポートする機能となります。リモート監視機能があるから、AEDの日常点検が不要になるというわけではありません。
※AEDの設置位置、電波状況等によって、AEDの情報が受診できない場合もございます。
点検表なども活用しAEDの日常点検は必ず行いましょう
AEDの日常点検は、AED本体のステータスインジケータを見て行ってください。点検表などの活用もおすすめです。
日本光電AEDのデータ抽出
内部メモリに保存された救助データは、オプションとなる除細動レポート表示ソフトウェアをインストールしたパソコンにBluetooth®通信で取り込むことが可能です。
メモリに保存できるデータの詳細は以下の通りです
- 救助データ 3件90分(1件あたり最大30分)の心電図波形とイベント情報
- セルフテスト履歴 毎日(31件)、毎月(12件)、その他(50件)
日本光電AEDやAED-3100の販売店について
日本光電のAEDやAED3100を取り扱う全国対応の会社はセコム株式会社などがあります。
株式会社ヤガミはBLS訓練人形日本唯一のメーカーとして、30年以上に渡り一次救命に向き合い、AEDでは業界に先駆け、8年間メンテンス付きのAEDとなる8年保証安心パックを創り出し、20年以上にわたり全国へAEDの販売を続け、累計の販売台数は50,000台以上となりました。
AEDは販売元との長期的なお付き合いが重要です。株式会社ヤガミではこれまで救命に携わってきた確かな歴史と実績があります。
日本光電のAEDを導入する際は、株式会社ヤガミまで是非お問い合わせ下さい。