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よくある質問

AEDは誰でも使えますか?
厚生労働省は平成16年7月「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会」の報告に基づき、非医療従事者( 一般市民)の使用が認められました。
AEDの電圧・電流はどれくらい?
AEDのエネルギー単位は「ジュール(J)」で表現され下記の計算式で求められます。

ジュール(J)=電流(A)×電圧(V)×時間(秒)

電気ショックに使用される電圧は1,200〜2,000V程度、電流は30〜50A程度と言われています。
失敗したら、責任が問われるのですか?
AEDの機械の指示に従えば、使用する方が失敗するという事は考えられません。 また、救急手当てについて一般人の責任を問わないことについては、法律的な面でも整理がついていますので、救急手当てを行ったことによって一般人が法律的な責任を問われる事はないと考えられます。

※心肺蘇生に係る救命処置についての免責規定について、民法及び刑法の整理は以下の通りになっています。
  • (1) 民法との関係については、救命処置は、基本的には義務のない第三者が他人に対して心肺蘇生法などを実施する関係になることから民法第3編第3章「事務管理」(第697条〜702条)に該当し、また、特に傷病者の身体に対する「急迫の危害」を逃れさせるために実施する関係になることから、第698条の「緊急事務管理」に該当すると考えられ、悪意または重過失が無ければ救急蘇生法の実施者が救急患者などから責任を問われることは無いとされています。(「交通事故現場における市民による応急手当促進方策委員会」報告書。総務庁長官官房交通安全対策室、平成6年)また、構造改革特区第3次提案において一般市民等によるAED使用を念頭に置いて「緊急状態にある人に救命処置を実施した人に対しては、それに関わる民事責任を免除する」との提案がされているが、これに対し、法務省の意見に基づいて、「要望の内容とするところは(除細動器を用いた場合も含め)、現行の、民法698条に基づく緊急事務管理に係る免責規定にて対応可能である」と回答しています。

  • (2) 刑法との関係については、「交通事故現場における市民による応急手当促進方策委員会報告書」において、「過失の有無は個々の具体的事例に応じて判断されるところ、救命手当実施者に要求される注意義務が尽くされていれば、過失犯は成立しない。またその注意義務の程度は、医師に要求される注意義務のそれより低いものであろう」とされています。
「電気ショックは必要ありません」とはどういう意味ですか?
除細動により心臓リズムが正常に戻った場合と、心電図の解析の結果、心臓リズムがAEDでは治せない場合が考えられます。AEDの音声メッセージに従いましょう。
小児用パッドの使用ですが、対象の年齢はありますか?
現在のところ乳児を含めた未就学児の傷病者のみに用いることができます。
小児用パッドは必ず必要ですか?
小児用パッドが備わっていない場合は、成人用パッドで代用しても良いとされています。
水場や可燃性ガスを発する場所でもAEDの使用(電気ショック)は可能ですか?
可燃性ガスのある環境では危険ですので使わないで下さい。水辺など床が濡れている場所に患者が横たわっている場合でも使用できますが、必ず患者の体から水分を拭き取り、又、パットは床に触れないように貼付して下さい。
複数人数傷病者がいた場合、1台で同時使用はできますか?
重複での同時使用はできません。1名に対しては1台でご使用ください。
一度も使用していない電極パッドでも使用期限が過ぎると交換は必要ですか?
未使用であっても使用期限が過ぎた物はご使用になれません。必ず交換して頂くようお願い致します。
交換後のバッテリー及び電極パッドの廃棄方法を教えていただけませんか?
各自治体の廃棄基準に従って処理をお願いします。
バッテリーの残量はどうやって確認できますか?
バッテリーの残りが少なくなるとインディケータ表示画面に自動的にバッテリマークが点灯するようになっています。
電極パッドとバッテリーの交換は当方でも行なえますか?
行えます。CR Plusの電極パッドとバッテリーの交換方法「CR Plusのメンテナンスについて」を掲載していますので、ご参照ください。
[CR Plusのメンテナンスについて:]
講習を行ってもらうことは可能ですか?
当社では対外的な講習は行っていません。ご購入いただいた際にご操作説明を行うことはできます。講習終了後に認定証が出るような講習会は、各地の日本赤十字社および消防署などで行っています。
AEDトレーナー「CR-T」の使い方を教えてください。
「簡易操作マニュアル」を掲載していますので、ご参照ください。
[簡易操作マニュアル:]
AEDトレーナー「CR-T」の音声を、英語から日本語へ設定する方法を教えてください。
「音声設定方法」を掲載していますので、ご参照ください。
[音声設定方法:]
AEDトレーナー「CR-T」の一般的なプログラムへの設定方法を教えてください。
”最初に電気ショック1回、2回目以降は電気ショックなし”への「プログラム設定方法」を掲載していますので、ご参照ください。
[プログラム設定方法:]
蘇生法教育人体モデルJAMYの部品が故障したので、部品のみを購入したいのですが?
部品や消耗品のみのご購入も可能です。弊社かお近くの弊社代理店にお問い合わせください。

構成部品に関しては「JAMY構成部品集」を掲載していますので、ご参照ください。
[JAMY構成部品集]

AEDとは

「AED」とは“Automated External Defibrillator”の頭文字をとったもので「自動体外式除細動器」とも呼ばれており、日本では平成16年7月から一般市民によるAED使用が認められて以来、公共施設を始め各自治体や学校等で年々加速度的に整備されています。
一般に「心臓麻痺」と呼ばれていた心停止の多くは、最初の段階では「心室細動」という心臓が痙攣を起こした状態から始まっています。心室細動を起こすと、心臓は血液を循環させるポンプの働きができなくなります。血液の循環がなくなると、4分以内に脳に障害が発生します。同時に、心臓自体も回復不能な状態に陥っていきます。心室細動を起こしてから除細動(心室細動を取り除くこと)を実施するまでの時間が1分遅れるごとに、社会復帰率は7〜10%低下すると言われています(下図参照)。

呼吸停止・心停止した傷病者には、心肺蘇生(人工呼吸と心臓マッサージ)が必要です。しかし、心肺蘇生だけでは心室細動を起こしている心臓を正常に戻すことは困難です。現在、心室細動に対して最も有効なのが、電気ショックによる除細動です。
日本で病院外の心停止発生件数は、年間2〜3万人と推定されています(※1)。
また、救急車が現場に到着するまでには約5〜6分(全国平均)かかるといわれています。その場に居合わせた人々が如何に対応できるかで、救命率は大きく左右されます。AEDを用いて除細動を行う一般市民が増えれば、心停止から除細動実施までの時間を短縮でき、多くの心停止傷病者が除細動の恩恵を享受できることになります。
「救命の連鎖」とは「迅速な通報」「迅速な心肺蘇生」「迅速な除細動」「二次救命処置」の四つの輪のことで、二次救命処置開始までの時間が短いほど救命率は高くなり、逆に「救命の連鎖」のどれひとつが欠けても救命率の向上は望めません。
※1 : 非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用あり方検討会報告書より

ガイドラインとは

ガイドラインとは「指針」のことで、救急法における最初の指針は2000年に発表された「ガイドライン2000」でした。
それまで、世界各国・各病院施設などで独自に行われていた心肺蘇生法が初めて標準化され、世界統一基準として決まりました。日本においても、そのガイドラインを参考にしつつ日本の実情を加味した内容で日本版救急蘇生法ガイドラインが策定されました。